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アーミン (紋章学)
アーミン(、)は、紋章学においてオコジョ(シロテン)の毛皮を表すティンクチャーであり、「毛皮模様 (furs) 」と呼ばれる種類のティンクチャーに属する。なお、ティンクチャーとは紋章学における紋様の要素である原色・金属色・毛皮模様の総称である。 古典的な白黒の印刷物や硬貨の刻印をはじめとする彫刻では色を表すことができないため、ペトラ・サンクタの方法 (System of Petra Sancta) と呼ばれる手法が用いられるが、毛皮模様も各所の色の沿ってその他の原色や金属色のティンクチャーの表現方法に準じて表現される。 == 解説 ==
アーミンは、ラテン語の「アルメニアの(ネズミ)」という意味の armenius に由来する。冬の間、オコジョは毛が白くなり、尾の先だけが黒い状態になる。中世の王侯貴族はこの白い時のオコジョの毛皮をいくつも並べて一枚に縫わせてそれをガウンの裏地などに好んで用い、それが権威の象徴でもあった。王族や貴族の肖像画やトランプのクィーンやキングの絵札で黒い点のある白い縁のある服を見かけるが、その部分がアーミンである。紋章学のアーミンは、このオコジョの毛皮をアージェント(白)の上にセーブル(黒)の点のパターンを形作ることで表現している。オコジョの尾の黒い部分は「アーミン・スポット」と呼ばれ、様々な方法で表現された。右図の具体例は、最も一般的な形のアーミン・スポットを示す。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「アーミン (紋章学)」の詳細全文を読む
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